13人の冒険

ワールドカップベスト8を逃しロシアを後にした日本チームの話題がまだまだ続いているが、

巷では、タイで洞窟に閉じ込められた13名のサッカーチームの子供たちの消息で持ち切りだ。

仲間の誕生祝とは言え、なんでそんな洞窟に入り込んだのか不思議だ。

タイの雨の規模の大きさは、2011年の大洪水で思い知らされた。

実際に、当時の自分の仕事にも影響が出たのでそれは身に染みている。

タイのアユタヤに位置する外注先が、洪水の為に使えなくなり、急遽タイで製造していた製品が日本国内の外注工場に振り替えられ

製品認定や、材料の手配で深夜の電話会議で対応を強いられたのだ。

3年後当の工場を訪問する機会があった、工場の正面玄関の柱に、当時の最高水位を示すラインが刻まれている。 地上150cmはあるだろうか? 

驚異的なのはその場所が盆地や谷あいではなく、またとりわけ低い土地ではなく、

見渡す限りフラットであり、360度見回しても山影の一つも見えない、広大な平野の真ん中で

ある。

どれだけの水の量だったのか想像を絶する。 国土び50%以上が水没したのだから、島国で山の多い日本では絶対に絶対にありえない状況だ。

そのような一旦雨季の雨の量を考えた時に、洞窟の中の水をポンプで組みだしたところで、ひと雨降れば

殆ど意味がなくなってしまうであろう。

4か月間の食糧を準備し、自然に水が引くのを待つという選択肢が有力だ。

時間が経過して、濁った水が透明度をとり戻せば、アクアラングを付けての潜水も可能となるだろう。

兎に角健康で4か月間過ごして欲しい。

日光に当たらないので、皆色白になるだろうか?