☆★☆ コズミック・ディスクロージャー ★E.T.の同僚 シーズン 11, エピソード 7★ その1 ☆。・:*:・゜`★
☆★☆ コズミック・ディスクロージャー ★E.T.の同僚 シーズン 11, エピソード 7★ その1 ☆。・:*:・゜`★
July 4, 2018
David Wilcock:「コズミック・ディスクロージャー」にようこそ。
司会の、デイヴィッド・ウィルコックです。
ゲストに、エメリー・スミスをお迎えしてます。
このエピソードでは、ETの同僚についてお話していこうと思います。
エメリー、番組にまたようこそ。
★ Emery Smith : どうも、デイヴ。
ありがとう。
◎ David : 実際のところ、私は貴方が場合によっては、地球生まれでない人と一緒に解剖の仕事をしていたとは認識していませんでした。
どういう状況下で、貴方はそういった私達が地球上で見たこともない、全く別種の人とオペ室で一緒になることがあるんですか?
★ Emery : 先ず言っておきたいのですが、全てのETが、人間と100パーセント異なるDNAを持つ訳ではないのです。
例えば、ある一人のアルクトゥルス人のDNAの75%がアルクトゥルス人で、10%がプレアデス人で、後(あと)の……残りが地球人のDNAということもあるんです。
だから、大抵の場合、実はほとんどのETが、地球人と同じDNAをいくらかは持っています。
何百万年もの歳月の間に、彼らは様々なタイプのETと混ざり合って新たなDNAを得て、遺伝子構成の中に織り込んでいったんです。
◎ David : では、古代の昔から、実際に惑星間の移動や異種交配は行われていたということですか?
★ Emery : その通り。
そして、「過去」は、また未来でもあります。
だから、私達より数百万年先を行っているETだと思っていても、彼らは実はある時点においての私達であったりするんです。
だから、実際に私達のDNAが彼らの中にあるのです。
私達の何世代も後の子孫のDNAが、現在の私達が会うETの中に入っている可能性だってあります。
何故なら、彼らは既にタイム・トラベルやポータル・トラベル技術に熟達していますから。
それに時間というものは……本当は存在しないものですから、どちらが先ということも言えません。
でも、確かに地球人の子孫が、こういったETになっているケースはありました。
◎ David : オーケー。
それで、アルクトゥルス人がいくらか地球人の遺伝子を持っていると言いましたよね。
もし、アルクトゥルス人に会ったら、どんな外見をしていますか?
★ Emery : まあ、アルクトゥルス人にも、様々な人種がいます。
地球人の人種が多様なのと同じです。
◎ David : なるほど。
★ Emery : 私が一緒に仕事をしたアルクトゥルス人は、とても地球人と似ていましたが、もっとがっしりした体格で大柄です。
身長が、2〜2.4メートルくらいあります。
◎ David : 本当に?
★ Emery : 彼らの中には、先ずは古代からの純血の子孫の人達がいて、そういう人々は他のETと混血せず、永らく遺伝子が変化していません。
そして、次に岩石でできた体のような人達もいて……TVに出て来るスーパーヒーローで、そんな岩人間がいましたよね……
◎ David : 『ファンタスティック・フォー』みたいな。
★ Emery : ファンタスティック・フォーみたいな。
でも、ちょっと違って……彼らの体は固い岩のように見えて、そうではないんです。
実際は、スポンジのような感触で、多孔性の海綿のような体です。
彼らは大抵、金色かオレンジ色っぽい肌をしています。
とてもがっしりした体格で、クロマニョン人のような頭蓋骨を持っていて……頭のサイズが私達の2倍くらいあるんです。
だから、言ったように、とても頑強な外見をしています。
そして、彼らはプロジェクト内の様々な場面で、幾度も目撃されています。
それから後(あと)は、地球人と見た目が近いアルクトゥルス人がいます。
でも、体はとても逞(たくま)しくて、ボディービルダーのように筋肉質です。
頭蓋骨の形に関しては、やはりクロマニョン人に近いです。
そして、骨密度が地球人の3倍あります。
◎ David : わぁ!
では、オペ室での話を更に進めていきましょう。
数年前に貴方とこの話をした時、どういう訳か、私は貴方がたった一人でオペ室に入っていたという印象を持っていました。
一人で解剖を行って。
部屋の外の人とはスピーカーフォンで話して。
それだけだと。
でも、話を聞いていると、そうではないようですね。
★ Emery : 最初の1年は、そんな感じでしたよ。
もっとセキュリティークリアランスが上がるまでは。
その後(あと)は、「マルチレベル・プロジェクト」と呼ばれる仕事にランクアップして、つまり、はただ一つの組織サンプルを採取するだけではなくて、もっと多くの様々な部位の組織を採取したり、その生命体が乗っていた宇宙船にも関わるようになったんです。
「マルチレベル」のプロジェクトになると、最大で3チーム・各15人の科学者と医師と技術者で、たった一組のETと宇宙船を調べることもあります。
◎ David : 本当に?
★ Emery : それに、この科学者や医師の中には「地球生まれでない人」もいます。
彼らはそういう言い方をするんですが、つまりは、ETです。
彼らは、ボランティアで参加を申し出てくれています。
プログラムの人間に捕らえられたことがきっかけの場合もありますし、区分化プロジェクトを通じて参加することになった場合もありますが、私達の手助けが目的で働いてくれています。
何故なら、彼らには、私達に済まなく思ったり、私達を可哀想に思ったりする気持ちがあるんです。
たとえ、私達に捕らえられて、暴力など酷い仕打ちを受けた後であってもです。
彼らは、実際にこちらを振り返って、私達への協力を厭(いと)わず、地球に止(とど)まって私達に彼らの生理学上の表現形質(フェノタイプ)や、彼らの種について教えてくれようとしているんです。
◎ David : これらのETは、慈善的な存在だと言うことですか?
★ Emery : そうです。
彼らは、善意の存在と言えます。
彼らは、とても人道主義的な博愛の思想を持っています。
私達より、ずっと賢いのです。
彼らはその気になれば、いつでも私達に危害を加えることができるほどのテレキネシスやテレパシー能力を持っていますが、そんなことはしません。
◎ David : では、貴方はオペ室にいて、場合によってはそこに一体のETと一機の宇宙船があると。
そして、同時に両方を調べるということですか。
★ Emery : 普通は、ETの標本と宇宙船は別々に保管しています。
オペ室からあまり遠過ぎない所、恐らく300メートル以内の場所に宇宙船の格納庫があります。
とても、近いですよね。
というのも、オペ室も格納庫も、地下にとても広範に散らばっているので、そういった配置が可能なんです。
ほら、このような地下基地は、直径16kmくらいのこともありますから。
そして、生命体の標本は……別個にしてある訳です。
それから、宇宙船が別の格納庫に入っていて。
どちらも、とても清潔なエリアになっていて、私は細かいところまで説明できます。
そこで実際に、私はETの同僚の補助をしたり、任務の完遂を助けたりしていました。
任務というのは、装置を使って周波数のデータ収集をしたり、組織サンプルを収集したり、標本を特殊な検査にかけて……彼らは標本の全身をスキャンして、それを後で3Dプリントできます。
◎ David : では、オペ室で一緒になるETの同僚というのがどんな人々なのか、例を挙げてもらえますか?
手始めに……
★ Emery : ええ。
最初に紹介したいのは、猿似のヒト型ETです。
◎ David : オーケー。
★ Emery : 彼らの骨盤は、猿のようには広がっていません。
念の為。
彼らは皆、私達と同様にしっかりと直立しています。
しかし、形質が猿のような見た目なのです。
体毛が長くて、はっきりした顔立ちで、鼻が潰れた人のようです。
そして、……
◎ David : では、必ずしも『猿の惑星』のような感じではなくて……
★ Emery : 違います。
◎ David : ……でも、まだ私達よりは猿の特徴を残していると?
★ Emery : とても猿似の外見ですが、より人間に近いです。
顔には、あまり毛がありません。
顔の周りと、体だけです。
そして、彼らはとてもよく話せます。
素晴らしい声帯を持っています。
でも、彼らには一つ問題があります。
高音に、弱いんです。
だから、彼らは私達と仕事をする時は、耳に特別な装置を装着しなければいけません。
それで、私達の声の音の高さを下げて聞くんです。
そして、もちろん、彼らは電磁場や、TVやパソコンが発する様々な周波数の音を聞き取ってしまいます。
こういったものが発する高音は彼らを苦しめ、実際に彼らを病気にさせてしまいます。
それを、この耳栓が保護するんです。
◎ David : これはちょっと異様な話になるんですが、ピート・ピーターソンから話に聞いた類人猿(シミアン)のETグループで、彼が「シミュラック」と呼ぶ種族がいるんです。
そして、彼らの場合、手の指をものが掴める尻尾のように遺伝子改変していたそうです。
彼らは、自分自身に遺伝子改変を加えていたというんです。
★ Emery : ええ、様々なプロジェクトで、人間でもETでも彼らの進化の系統からしたら、異常な遺伝子改変を行っている例は多く見て来ましたよ。
そして、異様な遺伝子改変をしたETが出入りしているのも、とても稀(まれ)ですが、見かけることは確かにありました。
でも、ほら、そういったETと、一緒に座ってランチをしながら話を聞く訳にもいかないですから。
実際に、仕事で一緒になって親しくならない限りは。
しかし、この猿似の人々は、姿勢も真っ直ぐで、親指もゴリラのような短く突き出たものではありません。
ちゃんと、物を掴めるような親指です。
彼らの手そのものも、類人猿からイメージするようなゴツゴツと大きな手ではありません。
実際は、もっと長細い指にとても広い掌(てのひら)で、とても機能的な親指を持っています。
◎ David : この類人猿タイプのETの出身は、どこか分かっていますか?
彼らの恒星系などについて、ブリーフィングを受けたことは?
★ Emery : 複数の恒星系から来ていると思います。
アルクトゥルス星系(うしかい座)、シリウス星系(おおいぬ座)、スピカ星系(おとめ座)周辺の領域です。
当時、私がライブラリーで読んだDNAの系統情報では、彼ら類人猿タイプのETの多くがこれらの恒星系から来たことを指し示していて、其々(それぞれ)の恒星系間で共通した遺伝子があることが分かったんです。
だから、他のET種族の恒星系で交配しているのに、DNAは全く同じということです。
つまり、同じ……というのは、30%にしろ90%にしろ、同じ類人猿のDNAを持っているという意味です。
◎ David : ふむ。
それで彼らがここにいる目的は、何です?
★ Emery : ええ、明らかに、背後には私が深く知る由もない、何らかの事情がありそうです。
しかし、彼らは私達に捕らえられたにしろ、ボランティアでやって来たにしろ、また様々な機会やプロジェクトなどで協働する相手が政府であるにしろ、軍であるにしろ、カバールであるにしても、彼らは厳格に人道主義的な態度を貫いています。
隠し持った目的など、全くありません。
それに、彼らなら恐らくその気になれば、いとも簡単に多くの人間を排除できる力があるでしょう。
でも、彼らには、そんな気はさらさらないのです。
ところで、こういったET達の隣りにいると、それがアリ人種でもカマキリ人種でも同じですが、彼らのエネルギー場に包まれてとても清々(すがすが)しい気持ちでいることができます。
更に、彼らの宇宙船に乗って調べごとをしたり、彼らETとただ近くで仕事をしているだけで、実際に奇跡的なヒーリング(治癒)を得ることがあります。
◎ David : どういう仕組みで?
★ Emery : 仕組みはよく分かりません。
私が思うに、ある周波数の電磁場を彼らの体が持っていて、それがとてもとても高振動を生み出しているので……共振して私達の振動数を上昇させて、私達の体の細胞が特定の電圧まで高まることで、自己治癒できるようになるのでしょう。
◎ David : 興味深い。
分かりました。
それで貴方は、アリ人種とカマキリ人種にも言及しましたね。
彼らはどんな感じなのか、説明してくれますか?
彼らの周りにいるのは、楽しいと言ってましたね。
ほとんどの人は、何の予備知識もなく人間サイズの昆虫が、知性を持った様子で目の前に立っているのを見たら、極めて恐怖するだろうと思います。
★ Emery : そうですね。
私はどんなETに対しても、恐怖を抱いたことはありません。
それに私は、本当に気色悪くて胸が悪くなるような見た目のものも見て来ました。
一般の人が見たら映画やマンガを連想するような、ほら、目を背けたくなるようなものです。
例えば……私達は感情の根幹の部分で、赤色や血の色を見ると、緊急事態だと身構えるようになっています。
そして、理解しておかなければいけないのは、こういったET達は、私達とは見ている色のスペクトルが異なるということです。
中には、より多くの色彩を見れたり、様々な光のスペクトルを見れるETもいます。
それは、私達には見えないものが見えるということで、X線の視界を持つ者すらいるんです。
目に、特殊な被膜を持つ者もいます。
レプティリアンの中には、目に3つの異なる層を持っていて、それを意のままに付け替えて、様々なスペクトルの光を見ることができる人がいます。
アリ人種にも驚くべき透視能力や、私達には聞けない音を聞く能力を持つ人がいて、実際に私達を見て体にどこか悪い箇所がないか、病気などを持っていないか診断もできるんです。
◎ David : X線透視みたいに。
★ Emery : そう、X線透視みたいに。
地球上では、まだ知られていないような光のスペクトルがあります。
私達は生涯かかっても、地上の人間や、その他の動物の目しか研究していないから知りませんが、もっと完全に異なる目も存在するんです。
実際に地球上では、ゴーグルを着用しなければいられないというETもいます。
光が、強過ぎるからです。
実は彼らの目は、光を増幅させるんです。
彼らは、人間からしたら完全な暗闇のような所から来ています……私達には暗さとすら見えないような、ブラックホールみたいな漆黒の闇です。
それでも、彼らは物が見えるんです。
◎ David : では、アリ人種のところで、少し立ち止まりましょう。
★ Emery : はい。
◎ David : アリ人に補助を受けながら、解剖の作業をした時のことを思い出してもらえますか?
それは、どんなものでしたか?
何がありました?
★ Emery : 解剖の時も、面白いことがります。
理解しておくべきなのは、まあ当然なんですが、人種に合わせてスーツのタイプも様々だということです。
だから、オペ室でETのアリ人が着用するスーツは、私のスーツとは全く異なるんです。
それに、このスーツは内部に独自の空気環境を内包しています。
そして、ETの中には、地球上で働くには特別な空気環境や真空状態を必要とする者もいます。
そして、体の作りに関しても、彼らは私達とは大きく異なります。
アリ人は、とてもとても細いですが、非常に強い腕と脚を持っています。
彼らの脚の腿(もも)は、私達のより75%も細いですが、それでも私達の腿より信じられないほど強靭です。
それからがっしりした胴体を持っていて、出身によって節があったりなかったりします。
そして、顔です。
彼らの顔については、色々と言われていますね。
彼らは二重の口を持っていたり、鋏(はさみ)を顔に持っています。
そして、たくさんの触手やら、少しぞっとするような小さなものが顔からたくさん出ています。
言葉を話すこともあります。
彼らは特殊な音声分析ボックスを、首と耳、たまに口に装着していることがあって、それで人間の言葉に翻訳します。
そして、彼らは英語であれ、ロシア語であれ、その装置を通じて、複数の言語を話すことができます。
そして、その声も、私達とは異なります。
実際は、もう少し高い音です。
キーキーと甲高い声には、時に動揺する人もいるでしょうし、彼らのようなETに初めて会った人からすれば、少し恐怖を感じるかも知れません。
特に、彼らが口を開けた時に見える、何層にもなった口内には。
でも、それは普通のことで、なんてこともありません。
彼らは何の害意を示そうとしている訳でもないんですが、私達はネガティブな受け取り方をしてしまいます。
何故なら、とても笑顔には見えないので。
それは確かです。
◎ David : ええ。
ピート・ピーターソンが、南極の基地で見た生命体の話をしてくれました。
そこにはいくつものタイプのETがいて、カマキリ型のETもいたそうです。
そして、そのETが笑う時に、下を向くそうなんです。
何故なら、大顎が露出してしまうので……上下に3つずつ大顎があって、笑うとそれが見えてしまうんです。
それが、私達人間にはとてもショックな光景なので、彼らは俯(うつむ)いて笑うことを覚えたということです。
★ Emery : ええ。
でも、もっとショックなのは、彼らから見た私達の笑い方ですよ。
◎ David : なるほど。
★ Emery : 人間の笑い声というのは、彼らの側に立ってみれば……聞いたことがないほど醜い音なんです。
確かに、普通の声帯の振動とは違いますから、彼らにとってはとても変な音なんですね。
◎ David : そうですよね。
これもピートから聞いた話ですが……面白いことに、ピートもカマキリETの話し声について、似たようなことを話していました。
彼らの背中に開口部があって、そこからゲップを出すようにして、それをどうにか話し言葉に発声するらしいです。
それは、とても奇妙な音だったと。
ある時ピートは、このETと対話したそうです。
そうしたら、「私からしたら、貴方がどれほど気持ち悪く見えるか想像してみて下さい。」と言われたそうです。
★ Emery : そう、まさに。
貴方の顔にある、その大きな穴は何ですか?
みたいにね。
◎ David : はは(笑)。
★ Emery : 視点を逆にしてみるといいですね。
人間からETの視点に。
皆さんに、そうして欲しいです。
そして、人間に出会ったら、どう反応するか考えてみて下さい。
外見から判断して、人間を受け入れられますか?
◎ David : 昆虫型ET(インセクトイド)と一緒にいる時は、どんな気分ですか?
★ Emery : それが、彼らはとても剽軽(ひょうきん)なんですよ。
コミュニケーションも達者だし。
インセクトイドは非常に慈愛深く、思いやりのエネルギーを持っていますね。
頭がいいので、私達をからかうこともあります。
一緒にいると、ダジャレを言ったりふざけたりします。
◎ David : でも、人間の場合は、目のほんの僅(わず)かな筋肉の動きや顔の表情で、共感を表現できますよね。
★ Emery : そうですね。
◎ David : しかし、無数のドットで構成される昆虫の複眼だと、そこに魂が全然感じられないでしょう。
そのように目からの情報がないのに、どうやって彼らからユーモアを感じられるのですか?
★ Emery : その必要はありません。
こういったエネルギーの多くは、テレパシーやテレキネシスで受け取るからです。
すると、実際にとても幸福な気分になります。
例えば、夜……暗い部屋に入って、幽霊を感じたらゾッとするでしょう。
それと真逆です。
彼らは、気持ちを明るくしてくれます。
実際に良い気分にしてくれて、それを体で感じるでしょう。
多くのETの種族のコミュニケーションは、音声によらない方法です。
ただお互いを見つめるだけで、情報を得ています。
ちょうど犬が飼い主の横顔を見ただけで、飼い主の感情ついて必要なことが全て分かるのと同じです。
◎ David : では、貴方はこのETのユーモアのセンスや個性を、表情を全く手がかりにせずに感じる訳ですね?
★ Emery : ええ。
これら多くのインセクトイドは、とても硬くてツヤのある皮膚を持っていますから……上下に動く筋肉のようなものがありません。
口や目を開閉する以外には、筋肉組織を持っていないんです。
鼻孔がふくらんだりすることもありません。
人間の場合は、そこから感情を読み取ることもありますが。
◎ David : なるほど。
★ Emery : だから、感情表現やコミュニケーションの取り方が違うということです。
◎ David : では、もう一度アリ人に話を戻しましょう。
それに私は、具体的に貴方が、アリ人と一緒に解剖作業をしていた時の具体的な状況を教えて欲しいのです。
彼らは、どんな役割でそこにいたんですか?
それに貴方は、何を解剖していたんですか?
★ Emery : ある大きなプロジェクトがあって、そこで彼らが、大勢のアリ人が何らかの化学物質の所為(せい)で亡くなっているのを発見したんです。
そして、死体の多くが施設に運び込まれました。
実際、トラック数台分というレベルだったのを覚えています。
◎ David : その惨事は、どこで起きたのか分かりますか?
★ Emery : いいえ、分かりません。
北アメリカのどこかだと思います。
◎ David : では、地下施設内で?
★ Emery : ええ、そこで発見されて、恐らく何らかの方法で、ニューメキシコ州やコロラド州に運び込まれたんだと思います。
◎ David : オーケー。
★ Emery : 詳細は分かりませんが、複数の死体が運び込まれました。
そして、彼らは皆窒息死していて、肺が完全に焼けただれていたんです。
それに粘膜や眼球も、焼けてしまっていました。
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