病院リフレでありがとう2魔法の巾着

昨日の再開

私が大町病院にやって来たのは

かれこれ20年前のこと

私が30歳の時

当時は、循環器の病棟があって

そこは、

循環器の急性期の患者さんからリハビリ期の患者さん

そして呼吸器内科や血液内科の患者さんまで居た、調忙しい病棟でした。

そこに入院していたKさんが、

病院リフレに寄ってくださいました。

私にとって、Kさんは、とても印象深い患者さんだったの。

病気が再発して、隣の病院に長く入院していたと

その時の注射の跡がいたくて痛くて痛くて

でも、主治医に言ったら、

なんで今頃そんな事言うんだ!って怒られて

なので、すがる思いで来院したということでした。

でも、ちょっと沢山の薬を使っているし、

病気との関連もあるから、当院での診察は出来ないという事で

これから帰るんだと。

せっかく、私がいるから、足をやってもらおうと思って寄ってくださったようです。

今回の隣の病院での入院中の出来事、

心に残った事

患者の気持ち

傷ついた看護師の言葉

旦那さんの大切さ

色んなことを話してくださいました。

私が何故、この方を覚えていたのか

それはこの方が魔女だったからです。

私に魔法をかけた魔女

私私ねKさん、Kさんから頂いた巾着、

まだ持っていますよ!

Kさんえ?そんなのあげた?

私ええ。

私、患者さんから

ちょっとひどい事を言われて、

悲しくなって、

個室の方の廊下で泣いていたの。

クリーンルームだったでしょ?

だから、いくつもドアがあるから

見つからないと思って。

でも、Kさんの顔見たら話したくなって、ちょっとだけ、その事に触れたんだよ。

そしたら、Kさん、

手編みの巾着を私にくれて、

メモに松島明子と書きなさいって書かせて、そのメモを巾着に入れてね

この中にいるのは、

完璧な松島明子だよ!

だから、なんでもこの袋の中にしゃべって大丈夫!

完璧な松島明子が、その事をきれいにしてくれるから

そう言ってくれたの。

私、今でも大事に持ってるよ!

中には、あの時入れた完璧な松島明子があの時のまま、ずっと入っているよ。

巾着見るたびに、Kさんの事思い出してたから

逢えばすぐにわかる!

Kさんホント?ほんとぉ〜?

ほんとに?松島さん

ほんとに?

Kさんは泣いちゃってほんとに?しか言えず

私も、泣いちゃいました。

最後に、Kさんと握手をして

また、お会いしましょうね!

そう約束して別れました。

魔法の巾着。

いつか私も

誰かに作ってあげられる人になりたいって

いつも思ってるんだよ!

Kさんが教えてくれた魔法の巾着。

これ。

メモだと思ったら、

ボール紙だった。

リフレを始めた頃、

呼んでくださった方へのお礼に、手作り巾着をプレゼントしていたことを思い出しました。

余った巾着、まだみるいでの押し入れにある。

一つには、ENMAカードを入れてあります。

ENMAカード!!

うをー!!!

ENMAカードをその巾着に入れているのも、

偶然じゃない!!

と今気が付きました