不協和音

「音楽のように、人生にも、マイナーやセブンスがあるから楽しい」

https://9001.teacup.com/sfk/bbs/19122 (写真入り記事)

クリスチャンになってから、急にピアノが弾きたくなりました。

神学校時代には、ピアノのレッスンを受けました。

しかし、クラシックばかりではなく、コード奏法で演奏してみたくなり、神学校のチャペルのピアノで、夜の時間に加山雄三やドリカム、サザンなどの弾き語りの練習をしました。

もしかしたら、誰かに聞けれていたかも知れません。

「菅野さん、ピアノ上手いですね」と言われたこともあります。

賛美歌以外の演奏をしていたので、「不味い!」と思ったものです。

賛美歌には、数多くの名曲がありますが、演奏してみてると、日本の歌謡曲は、高度なコードが使われていますし、作曲家の人はスゴイな!と感動したものです。

なぜ、メジャーコードばかりではなく、マイナーやセブンスのコードがあるのか疑問に思いました。

特にセブンスは不協和音です。

例えば、「C7」のコードを演奏していると、不協和音なので、早く次のコードに移りたくなります。

そして、次のコードである「F」に移った時に、不協和音のストレスから解放され、ホッとします。

これが、音楽の変化であり、楽しさであると気がつきました。

それからというもの、分数コード、デミニッシユ、オーギュメントをはじめ、JAZZのコードにもハマるようになりました。

音の微妙な変化が弾く人だけでなく、聴く人の耳を楽しませてくれるからです。

変化が刺激を与え、退屈にさせず、楽しませてくれるのは、音楽だけではなく、人生においても同じです。

人生には、喜怒哀楽があるからこそ退屈することがないし、いつも新鮮なのでと思います。

楽しいことを「楽しい!」と感じる心と、悲しいことを「悲しい!」と感じたり、喜びや怒りを感じる心は同じ部分なのです。

いつも楽しいことばかりではありません。悲しかったり、腹が立ったり、どうしようもなくつらいこともあります。

それらは、マイナーコードやセブンスコードのようなものです。

不協和音のようであり、できればない方が良い経験です。

しかし、それらがあるからこそ、問題が解決したり、願ったことが実現したり、上手く行った時にうれしさを感じるのです。

音楽に、いろいろな変化があることで、深みのある曲となるように、人生に、いろいろな変化があることで、人生に深みが増し加わり、楽しくなるのではないでしょうか。

だから、聖書が語るように、すべてのことを感謝できるのです。

今日もステキな一日でありますように。