仁王門うね乃 − 京のきつねうどん − - 放浪うどん人  ※全国のうどん屋さんをめざして※

京うどんを代表するお店として、外してはならないお店があります。

それがこちらのお店。

「仁王門うね乃」さんです。

創業は明治36年(1903年)、創業当初は滋賀県で米や乾物の商いをされていました。

やがて京都に拠点を移し、現在は、京都市南区で本店(うね乃本店)を構え、

鰹節・出汁(液体・パック)の製造販売を営まれています。

その「うね乃本店」直営のうどん屋さんが「仁王門うね乃」さんです。

うどん屋さんの他に、京都市中京区では、おでん専門店「麸屋町うね乃」さんも営まれています。

店内は背中合わせにカウンター席があり、16人ほど座れそうです。

私は厨房側のカウンター席に腰を下ろしました。

注文したのは「きつねうどん」と「炊き込みご飯」です。

しばらく待って運ばれて来たのがこちら。

丼を覗くと、麺を中心にドーナッツ状に九条ねぎや刻み揚げが盛られています。

横から見ると、麺がなみなみと盛られているように見えます。

まずは出汁からいただきますと・・・、

節の香りがよく、昆布の旨味もあり美味しい出汁です。

刻み揚げは、少し味が薄いように思えました。

あと、九条ねぎの量が(刻み揚げよりも)圧倒的に多かった。

麺はモチモチ感がよく、京うどんらしいコシの軟らかさです。

麺と出汁の絡み具合がよく、美味しくて、あれよあれよと麺だけ先に食べてしまい、

あっという間に(麺が)無くなってしまいました。

そのようなわけで、出汁の中にあるのは、刻み揚げと九条ねぎだけ・・・。

最終的に、量の多い九条ねぎだけが残りました。(^-^;

食べる配分を間違えてしまった・・・。(? ?;)

「炊き込みご飯」は日替わりで具材が変わります。

この日はコーンと万願寺とうがらしを使った炊き込みご飯でした。

最近は京うどんを食べる機会が多くなり、京うどんの素晴らしさにも気づかされました。

やはり京都は出汁文化、出汁が本当に素晴らしい。

その出汁を活かすように考えられた麺も、これまた素晴らしい。

日本を代表する五大うどんの中に、京うどんが入っていないのは何故だろうか?

些か疑問に思う。

仁王門うね乃