Jリーグディヴィジョン3 第21節 ザスパクサツ群馬VSガンバ大阪U23

1-0、勝つには勝ったが…勝ったけど…

およそ一か月半ぶりのホーム戦。さすがに久しぶりの感があります。

この試合、群馬マスコミ3社スペシャルマッチということで、群馬テレビ・FMぐんま・上毛新聞のアナウンサー記者と草津のレジェンド・高田ヤスさんも加わってのトークショーで盛り上がりました。またLACCO TOWERのライブも行われ、ボーカルの松川さんの激でさらにテンションアップ!いつも有難いことです。

さて、前節アウェイF東U23戦で勝つには勝ちましたが、後半35分過ぎから攻めを放棄したような戦いで、PKも2本与えてしまいGK松原が一本止めたから勝てたようなものの、不満だらけの試合でした。今節の相手は、2週間前の吹田でコテンパンにやられた相手。受けに廻ろうものなら、再現もあり得る難敵です。

試合の入りはさすがにアウェイでのあの緩い入り方を反省したようで、ボールは持たれる場面は多いですが自由は与えていません。FW高橋・小林の動きが軽快で、相手がファールで止めざるを得ない場面も。ただ、FW大島が前節もそうでしたが消え気味。受けようとはするんですが、それ以外の場面で顔を出すことが少ない。この辺りが決定機が少ない要因かと。危ない場面もありましたが、前半は0-0で折り返しました。

後半開始直後にこの試合のハイライトが。大島が高い位置で久しぶりに前を向いてボールを持ち、再度の小林へ。小林からのクロスを完璧なタイミングで待ち構えていた高橋がヘディングでゴール…の直前にホイッスルが。あら、だれかファウルやっちゃってノーゴールかよ…と自分も喜ばなかったのですが、何と主審が相手の大島に対するファウルを取るという大失態…ゴールを取り消されたも同然です。もう自分も怒りというより呆れました。こんなの流せないで、よくプロの試合をさばけるなと…さすがにザスパの選手達も主審に詰め寄りましたが、判定が覆るわけもなく…

まあまあ失意の中、位置としてはいいFK。MF風間は確実に狙っていました。その右足から放たれたボールは、壁をギリギリ越えてゴール左隅へ!キーパーも届かずゴール!!あの流れで、よく決めてくれました!これで2試合連続ゴールの風間、素晴らしい活躍です。

その直後、相手が小林を後ろから倒して、2枚目のイエローで退場。そこまで大ピンチの場面でもないところで、1枚貰っている選手がやるプレーではなく、自滅と言っていいでしょう。そういうところにつけ込んで攻め立てて追加点を取っていく強さがあればいいのですが…まあ後半30分過ぎまではあったんでしょうが、何回かの決定機を逃してからは前節のような消極的なパス回し…さらに同39分にはもう一人退場になって相手9人になっていい加減攻めるだろと思ったら変わらず…布監督、これからはリードして終盤を迎えたら、ずっとこのサッカーなんですか?

まあさすがに9人の相手ではパワーも出せずそのまま終了しましたが、FW小牟田を入れてCKを得ても彼を中央で待たせることなく、コーナーで時間稼ぎをするのには、かなり萎えました…

ヒーローインタビューは決勝ゴールの風間ではなく、幻ゴールの高橋。残念ながら放送には乗らなかったようで語った内容はわかりませんでしたが、次節はキッチリ決めてまたカメラの前に姿を現してほしいです。

色々モヤモヤする試合でしたが、何とか結果だけは得られて首がつながりました。しかし今節は上位チームが全て勝ち、勝ち点が詰まることはありませんでした。だとしたら、やはり下位のチームが先に負けるわけにはいきません。意地でも食らいついていって、プレッシャーをかけまくる。琉球・沼津・鳥取あたりとは直接対決があります。そこでかわせるくらいの位置につけておきたいですね。