山歩きよもやま話 第3134回

看板に偽りあり

「大岩岳・下」

 のんびり東大岩岳で過ごした後、下山を開始しました。丁度、一組のハイカーが登って来たので、入れ替わる形です。先ほどのT字分岐まで戻り「丸山湿原、千刈ダム」方面へ左折します。

 実は、ここからが不安でした。これまでも、大雨の直後には、必ずと言ってもいいくらいに、道が大きく壊されていたからです。ところが、用心しつつ進んだのですが、まったく無傷でした。別ルートから大岩岳へ取り付ける地点の手前の道標にも「倒木多し」の注意書きがあります。

 恐らく、大きく豪雨でえぐられ、台風の強風で倒木もあると見込んで進みます。ところが、まったく、倒木は見当たりません。快調に歩けます。看板に偽りありくらいに拍子抜けしました。沢筋から少し離れて登山道が出来ており、こちらも問題なしです。確かに、沢筋の一部は大きくえぐられおりましたが、登山道には、まったく影響を及ぼしておりません。

 次のT字路を左に取り、少し登って平坦道に出て、次の分岐を「東山橋」へ向かって右折して、まったく問題なく楽しい山旅を終えることができたのです。

                            この道標のような倒木はありません

                             大きく豪雨でえぐられた沢筋