第5話人生を切り拓け!

ご挨拶

あらやだ!アタシ、マサコよ〜

アタシね、3年前に引き寄せの法則を知ってから、人生がどんどん良くなってきたの〜

アタシの望む現実がどんどん現れてきて、今、とっても幸せなの〜

でね、こんな素敵な引き寄せの法則をたくさんの人に知って欲しくて、2年前からこのブログを始めたの

引き寄せ物語って、ストーリー仕立ての軽〜い物語を通じて、引き寄せの法則宇宙の法則心理学量子力学仏教などの素敵な教えをシェアしていこうってことなの。

そして今は、その第3弾!!

アタシ自身の実話をベースにした、マサコの引寄物語を絶賛連載中よ〜

これもせっかくのご縁なので、このブログを楽しんでもらえたら、アタシ最高の幸せよ、ウフフ

川上さんが阪急百貨店のバイヤーのアポイントに手間取ってる間、僕は藤田さんのアシスタントに徹していた。

そして、前夜の約束おう、任せとき!!の言葉通り、藤田さんは僕が大阪地区の担当になる前に、本物のセールスを見せるつもりのようだった。

何が始まるかは分からなかったが、僕は清水専務の気持ちがほんの少し分かった。

神戸はうちの会社の地元。その地元の神戸そごうに後ろめたい商売をしていたら、示しがつかないと言うか、今後の会社のポジションにも影響するように感じた。

その神戸そごうの鬼の前田に対抗できるのは、うちの会社では藤田さんしかありえないと1人納得した。

朝一番から藤田さんは専務室に行って、別の場所にある倉庫の鍵を借りてきた。

倉庫の鍵を借りてどうするんですか?僕は何の考えもなしに質問してみた。

すると藤田さんは真顔で答えた。おまえにエエもん見せたるわ、付いて来いや。

そういって席を立つと僕を連れて倉庫へと向かった。

本社からそう遠くない場所にある倉庫に到着した。藤田さんは、おもむろに鍵を開け僕に中に入るように手招きした。そこには一種の死臭さえただようような殺伐とした風景があった。

屍と表現したいような、数え切れないほどの洋服が所狭しと並んでいた。

これ、なんやと思う?藤田さんに質問され、改めて洋服を見てみると、めちゃくちゃ汚い服がギューギューに吊られていた。ホコリっぽいし汚いし、古着ですか?正直に答えた。

そやな〜、そう見えるわな〜。これな、うちの会社が創業当時から抱えてる不良在庫や。

その言葉を聞いて、え、ウソ?思わずタメ口が出た。

ウソちゃうねん。これ列記としたうちの商品や。ま、セールでも売れなかった可愛そうな子達やねん。

うちの会社は創業してまだ7年。まさかこんなに不良在庫を抱えてるなんて驚きであった。そもそも、素人同然の僕が、アパレルメーカーの創業してからの期間と、在庫の関係を理解出来る筈はないのだが。。

どんな優良なアパレルメーカーでも在庫は持ってる。この商売は必ず在庫が残るんや。もちろん、バーゲン、ファミリーセール、福袋、手を変え品を変え、売る努力はしてるけどな。

まだ入社して間もない僕は、会社の日の当たる部分だけを見てきたんだと痛感した。

これが現実なんだと少し重い気持ちになった。

そんな僕の気持ちとは裏腹に、藤田さんは元気な声が倉庫に響いた。今日から3日で、この商品全部を綺麗にするで〜!!

ふーん、誰がするんだろう?そういった役割の部署があるんだろうな。。。そんなことを考えながら何の気なしに尋ねてみた。

大変ですね、これ全部綺麗にするって。その人たちって、何人がかりでやるんですか?これを3日で綺麗にするなら20人ぐらいですか?

僕の素朴な質問に、そやなー、2人でやると思うで。半笑で藤田さんが答えた。

マジッスか?徹夜でやっても絶対無理ッスよ〜僕はあきれながら答えた。

社会人って大変な仕事もあるんですね〜そんな部署に配属されなくて良かった!僕は心の底から思った。

おまえ、さっきから何言うてんねん?ひょっとしてアホか?相変わらずの半笑。

え?なんで僕がアホなんですか?真顔で答える。

誰がやるって、そんなん俺とお前でやるに決まってるやろ!ガーハハハ!元気な大声が倉庫に響いた。

一瞬僕の目の前が暗くなり、藤田さんが何を言ったのか分からなくなった。

大学を出て、憧れのアパレルメーカーに就職できて、人気NO1の部署に配属されたのに。。言っちゃ悪いが、この倉庫の洋服を綺麗にするなんてブルーワーカーの仕事で、僕のする仕事じゃない!と強く思った。

よし!おっぱじめようぜ!燃えてきたわ〜!!

この人を一瞬でも良い先輩だなんて思ったことを深く後悔した。

この人はただのバカだ。いや、筋金入りのバカだ。こんなの僕のすることじゃない。バカな先輩とは縁を切って、早く大阪地区の営業を引き継がせてもらおう。

黙って扉のほうに歩きかけた時だった。

おまえ、こんな仕事やってられへん、って思ってるやろ?肉体労働をバカにしてるやろ?しんどいことから逃げようとしてるやろ?

図星だった。

あんな、綺麗なスーツ着て百貨店行って、バイヤーと交渉する。それだけが営業とちゃうで!!こうやってな、泥臭いことやってな、すこしでも会社に貢献するのが本当の仕事なんや!!

どこからどう考えても、この売れない汚れた在庫を綺麗にすることが、会社に貢献することだとは思えなかった。反論する気も失せて、ただ黙っていた。

おまえは大学出たてのお坊ちゃんなんや。他の社員と同じことして、綺麗なべべ着て、チャラチャラしてたら、自分の人生を切り拓かれへんで!俺は俺の考えで自分の人生を切り拓いてみせる!高校野球の選手宣誓のように高らかに声をあげた。

おまえは俺と同じ匂いがすると思ったんやけど俺の思い違いか。。いや、俺は俺を信じてる。俺の直感が外れるわけない!おまえなら俺同様、自分の人生を切り拓く奴やと思ったんや!まるで自分に言い聞かせるように吐き出した。

マサコの一口メモ

これよこれ〜

この、自分を信じるってことがもっとも大切なのよね〜

これって自己受容出来てないと話にならないの〜

あ、もっと言うと、自己否定してる人には出来ない芸当ね〜

このままの自分でOK!

私、良くやってるじゃん!

よく言われるけど、言うのは簡単、思うのは難しいわよね〜

じゃ、分かりやすく言うとね、自分が自分をどう扱ってるか?が大事なの〜

どうせ私なんてとか、自分のことをゴミ箱扱いしてたらどうなると思う?

周りの人はそのあなたと言うゴミ箱に、無意識にゴミを入れるの〜笑

これ当たり前よね?

じゃ、自分を宝箱扱いしたら?

周りはあなたと言う宝箱に自分の大事なものを入れるでしょ?

あなたは、ゴミと宝物どっちが欲しい?笑

藤田さんのように、ガッツリ自分を宝箱だと信じたら、直感も信じられるようになってくるわ〜

なんか全然一口メモになってない!ってツッコミもあるけど、アタシは気にしないわ〜笑

じゃ、また、このコーナーも楽しみにしててね、ウフフ

ま、しゃーないか。ガックリと肩を落とす藤田さんを見ていると、勝手に口が動いた。

すんませんでした。やりましょう!

自分で言った言葉に自分で驚いた。

つづく。。。

満員御礼!!!

ありがとね〜

顔ハメしようね〜

日時10月6日土14時半〜17時

場所東京原宿

参加費無料

定員30名

無料だよ前作、引き寄せ物語を第1話から最終話まで、毎日1話ずつスマホやパソコンにメールでお届けしています。毎日1話ずつ届くので空いた時間に読めて、日の小さな楽しみとなったり、新たな気付きになってもらえたら幸いです。

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