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朝鮮半島の歴史的動きから情報疎外されたままの安倍政権と日本

2018-10-10

 ポンぺオ国務長官の訪朝が終ったというのに、そこで何が話されたのか、二回目の米朝首脳会談にむけて進展があったのか、なかったのか、日本のメディアを見ても何もわからない。

 連休と重なった事があるかもしれない。

 きのう9日が新聞休刊日だったせいかもしれない。

 しかしきょう10日の一日遅れの間延びした報道を見ても、はっきりした事は何もわからない。

 金正恩委員長がポンぺオ国務長官を歓待したという映像が流される一方で米朝間で激論が交わされたという報道がある。

 第二回の米朝首脳会談が確実になったという報道の一方で、非核化の考えについては、なお米朝間に隔たりがあるという報道もある。

 これではさっぱりわからない。

 しかし、無理もない。

 朝鮮戦争終結宣言と北朝鮮の非核化については、まさしく首脳外交が行われており、ひとり日本の首脳だけが参加していないからだ。

 首脳が疎外されているのだから、官邸や外務省の官僚たちに情報が入るはずがない。

 日本政府に情報がない以上、日本政府に情報を依存して来たメディアや評論家たちに、情報が入る事はない。

 これを要するに、安倍首相をトップに、日本の政府もメディアも評論家も、みな情報疎外に置かれているのだ。

 まともな情報もないのに、官僚や評論家たちが、自分の頭で考えた意見をテレビの前であれこれ議論し、見ている者たちを混乱させている。

 これが現実だ。

 暇つぶしと割り切れば、腹も立たない(了)