久しぶりにコニファーの苗木を買いました。2018.10.01

業者さんのつけた和文名は画像の通り、「アルプスモミ、コンパクタ」とありますが、米国コニファー協会で調べましたら、学名は、

Abies lasiocarpa var. arizonica ‘Compacta’

学名の構造は、属名(斜体・初め大文字)+種小名(斜体、小文字) と来て更に、変種or亜種or品種or園芸品種と、細目に分類することがあり、最後に+命名者が来ることがあります。

Abiesはモミ属で、Abies lasiocarpa で学名の場合はアルプスモミだそうですので、この和名はまずまず正確だと思われます。

var.は変種の意味。ラテン語でvarietas / 英語ではvarietyの略だそうです。

Arizonica 亜種で、 ‘Compacta’ は園芸品種名で、ニックネームのようなものです。

ニックネームの通りで、「矮性種(わいせいしゅ)」で、そんなに樹高は高くなりません。3?かせいぜい4?だそうです。

葉の色はこの種に特有の、(ろう)灰青色、ワックスを掛けたような灰色っぽい青色で、春先の新芽から梅雨時にかけて、この灰青色が際立ちます。私はコニファーの中でもこの色を持つ品種が一番好きです。

コニファーは大体が寒い地方の植物ですので、暑さは苦手です。もう少し、本格的に冷え込んできたら露地植えにしようと、今はどこに植えようか考えているところです。成長した後の植え替えは大変嫌いますので、慎重に、楽しく考え中です。