4.定期借地借家アドバイザー 29 - 飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

空き地・空き家は    定借でイノベーションえを起こせ

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   なぜ「スーツみたいな作業着」を   作って、しかも売れているのか           連載 5 new

   職人の声を聞いて、   何度も改良

   土肥: 繰り返しになりますが、   会社は水道工事やメンテナンスな   どを行っているんですよね。実際   につくるとなると、いろいろな苦   労があったのではないでしょうか   ?   中村: 職人は水回りの作業を行   うので、防水、速乾、伸び縮みな   どができる素材でなければいけま   せん。また、毎日家庭の洗濯機で   洗えるようなモノでなければいけ   ません。生地サンプルは100種類   以上取り寄せて、どれがいいのか   吟味しました。結果、採用したの   はスポーツウェア向けのモノにし   たんですよね。   土肥: 一般的な作業着はゴワゴワ   していて硬いといったイメージがあ   りますが、スーツ型作業着はしなや   かな感じですよね。   (次回に続く)

   なぜ「スーツみたいな作業着」を   作って、しかも売れているのか           連載 4 

仕事着でデートに行ける

中村: 次に、アイデアを出して いきました。ハーフパンツがいい のではないか、ストリート系のつ なぎがいいのではないかなど。あ あでもない、こうでもないと言い ながら議論を重ねていったのです が、理想とするカッコイイ作業着 にはたどり着けませんでした。こ のままではいけないということで 、女性開発チームを立ち上げて、 彼女たちが考えることに。そこで もさまざまなアイデアが出てきて 、そのなかで「仕事が終わって、 そのままの服装でデートに行ける 。一緒に歩きたくなるようなモノ はどうか」という意見がでました 。仕事が終わって、作業着のまま でデートに行けるようなモノとは 何か。デートをしている男性の服 装を見ると、スーツやジャケット を着ている人が多い。「じゃあ、 スーツはどうか」という話になっ て、つくってみることになりまし た。 (次回に続く)

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   スーツ型作業着を開発したきっかけ

   土肥: 2018 年 3月、スーツみた   いな作業着「ワークウェアスーツ」   を発売したところ、売れに売れてい   るそうですね。作業着なのにスーツ   に見える服ってありそうでなくて、   自社で調べたところ「世界初」だそ   うで。マンションやビルの水道工事   を行う会社なのに、なぜこのような   商品を開発することになったのでし   ょうか?   中村: 会社の創立10周年を記念し   て、「職人のユニフォームをリニュ   ーアルしようよ」となりました。当   時の作業着はブルゾンタイプで色は   ネイビー。ザ・作業着といった感じ   でどこにでもあるようなモノを着用   していたのですが、オシャレでカッ   コイイ制服をつくることで、「働く   意識を向上させることはできないか   」「若者の採用につなげることはで   きないか」と考えました。ただ、当   社は作業着をつくったことはありま   せん。なにから手をつけていったら   いいのかよく分からかったので、と   りあえず作業着のカタログを見るこ   とに。何冊か見たものの、オシャレ     なモ

ノはなかったんですよね。これ   まで着ていたザ・作業着ばかりで、   既存のモノから選ぶことができませ   んでした。既製品でいいモノがなけ   れば、「じゃあ、いっそのこと自分   たちでつくろうか」となりました。   (次回に続く)

   なぜ「スーツみたいな作業着」を   作って、しかも売れているのか           連載 2 

   SNS上で賛否両論

ありそうでなかった服はどこがつ くっているのか。スーツブランド でもなく、作業着メーカーでもな い。マンションや水道工事メンテ ナンスを行うオアシスソリューシ ョンのグループ会社「オアシスス タイルウェア」である。現場で培 ったノウハウを生かして完成させたというが、スーツも作業着もつ くったことがない会社が、どのよ うにして商品を開発したのか。も うひとつ避けて通れない話がある 。スーツ型作業着を発売したとこ ろ、ネット上ではさまざまな声が 飛び交った。「面白い。欲しい」 「現場で着たい」といった好意的な意見があった一方で、「スーツ に見せる必要があるのか」「絶妙 にダサい」といった否定的なコメ ントも広がった。SNSを中心に火 がついたわけだが、そのときオア シススタイルウェアはどのような ことを考えていたのか。同社の中 村有沙社長に話を聞いた。聞き手 は、ITmedia ビジネスオンライ ンの土肥義則。 (次回に続く)

   なぜ「スーツみたいな作業着」を   作って、しかも売れているのか          新連載 1 

   予想の5倍以上売れる

   作業着に対して、どのようなイメ   ージを持っているだろうか。「カ   ッコ悪い」「汚そう」「身だしな   みがちょっと」といったネガ   ティブなイメージを持つ人が多い   かもしれない。そうした考えをひ   っくり返す作業着が登場して、話   題になっていることをご存じだろ   うか。スーツのようなデザインの   「 WORK WEAR SUIT(ワーク   ウェアスーツ )」(上下セット:   税別 1万 9800 円〜)を発売した   ところ、直後 1カ月の売り上げは   単月目標の5 倍以上に。その後も   売れに売れ、いまも品薄状態が続   いている。 土肥義則 ITmedia (新連載です)

   ビジネスマン僧侶が挑む  new   お寺が「コンシュルジュ」に            最終回  10

   時代に必要なことをやっていく

   一方、合同墓は、現代の切実な「   墓事情」を考慮した施設だ。地元   にお墓があっても、管理しきれな   い。ましてや、子どもや孫の代に   なったらどうなってしまうのか。   そんな不安を抱える人は多い。合   同墓であれば、いつでもお参りで   きる。毎日お経をあげて管理して   もらえる。そんなニーズがますま   す増えていくと考えた。17 年に   受け付けを始めたところ、すでに   2500人以上の申し込みがあると   いう。 個人の時代に対応して   、「築地本願寺倶楽部」という会   員制度も始めた。年会費無料で、   相続の相談や遺品整理のサポート   など、さまざまな人生サポートサ   ービスを提供する。電話で相談で   きるコンタクトセンターも設けて   いる。安永さんが目指すのは、人   生のコンシェルジュ。「寺と」   プロジェクトはまだ始まったばか   りだ。「たくさんの人と縁を深め   るため、サービスをより充実させ   ていきます」   「企業は利益、宗教法人は伝道布   教と、目的は違いますが、両方と   も『コーポレーション』です。寺

   も存続し続けるために、企業と同   じ考え方を持って取り組まなけれ   ばいけません。その時代に必要な   ことをやっていく。それしか道を   切り開く方法はないのです」   (今回最終回有り難うございます)

ビジネスマン僧侶が挑む     お寺が「コンシュルジュ」に            連載   9

人生のコンシェルジュ   を目指す

  気軽に境内に入りやすい雰囲気づ くりに貢献しているのが、新しく 造った施設。それが、「寺と」プ ロジェクトの象徴とも言える「イ ンフォメーションセンター」と「 合同墓」だ。インフォメーション センターは、さまざまな人たちと の接点をつくる場所。「参拝帰 りなどに、気軽に立ち寄ってもら う」ための機能が集まっている。 その 1つが、プロントコーポレー ションが運営するカフェ「 Tsum ugi」だ。看板メニューの「18品 の朝ごはん」は、インスタ映え するメニューとして人気を集めて いる。お粥とみそ汁、16 種類の おかずをセットにした朝食メニュ ーだ。「18 品」というのは、聖 典「仏説無量寿経」に説かれる阿 弥陀如来の48願のうち最も重要な 願が「第18願」であることに由来 している。仏教にちなんだメニュ ーだ。 その他、築地本願寺のオ リジナルグッズや仏教用品など約 300アイテムを販売するオフィシ ャルショップ、仏教関連の書籍を

幅広くそろえたブックセンターを 設けている。 (次回最終回お楽しみに)

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   本堂の前は芝生で綺麗に

   もちろん、外に出ていくだけでな   く、寺の境内も重要だ。大きく変   える必要があると安永さんは考え   ていた。1934年に建造された本   堂は、インドの古代仏教建築を模   した外観が特徴的だが、その目の   前には駐車場が広がっていた。広   い敷地を有効活用していたとも言   えるが、景観は美しくない。そこ   で、駐車スペースの見直しを含め   た境内整備に着手した。17年秋の   リニューアルを経て、いま本堂の   前に広がっているのは、きれいに   手入れされた芝生。築地という土   地柄もあってか、外国人観光客が   気軽に足を踏み入れて、壮大な本   堂をバックに記念撮影をする姿も   多く見られる。入りづらい、とい   うイメージは一掃され、明るい雰   囲気だ。   (次回に続く)

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   銀座に「サテライトテンプル」

   2016年5月、東京・銀座のビル内   に、サテライトテンプル「築地本   願寺GINZAサロン」を開設した。   1日1〜2回の講座を開講する「K   OKOROアカデミー」と、僧侶に   悩みなどを相談できる週2日の「   よろず僧談」を実施している。講   座の内容は仏教に関するものだけ   でなく、終活、ストレスマネジメ   ント、リンパマッサージ、ヨガ体   験など幅広い。講師陣も、さまざ   まな分野の専門家をそろえた。「   宗教」に対するハードルを下げる   ために、「仏教絡みの講座は 3分   の 1以下にしている」という。会   社帰りに立ち寄れるように、平日   夜の講座を充実させている。「普   段は寺に来ない人たち、特に働く   40〜50 代の方が主なターゲット   です。心のコリをほぐしてもらえ   るようなコンテンツを目指してい   ます」築地本願寺GINZAサロンは   、2年で約5000人の登録会員を獲   得。これまで寺に縁がなかった人   たちとつながりをつくるこ\xA4

箸棒\xAE   功した。安永さんは「これからも   2 カ所目、3 カ所目とサテライト   テンプルを造っていきたい」と意   気込む。   (次回に続く)

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   寺から出ていく発想

   しかし、安永さんはこう言い切る   。「誰もが環境の変化を感じてい   ますが、それを正面から見つめた   くないだけなんです。現状を認識   するのは確かにつらい。ですが、   見つめざるを得ない。新しいこと   にはリスクもありますが、何もし   ないとただ衰退していくのを待つ   ことになるのです」寺の力は確実   に弱くなっている。80 年前のよ   うに、境内が人で埋め尽くされる   ことはもうないかもしれない。「   あのころのイメージを持ち続けて   いると、衰退していきます」。そ   れならば、いま求められているこ   とをやるしかない。安永さんの主   張はシンプルだ。「現代のライフ   スタイルに何が求められているか   」を徹底的に考えた安永さんが最   初に起こした行動は、「寺から出   ていくこと」。築地本願寺の名前   は知っているが、入ったことはな   い。なんとなくハードルが高い。   怖い。そう感じている人が多いこ   とから、イベントなどで寺に呼び   込むことは難しくなっている。「   それならばこちらから外にいる人   々のところへ

出ていこう」。そう   考えたのだ。   (次回に続く)

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  「本当にお寺に必要なのか?」   と問われた

   たくさんの人と新しい絆を築い   ていくためのアイデアは次々と浮   かんだ。しかし、それを形にする   のは決して簡単ではなかったとい   う。「大変でした。取りあえず実   績を出さなければ、次に取り掛か   れない。そんなもどかしさもあり   ました」と振り返る。大きな壁に   なったのが、初めての取り組みに   対する理解がなかなか得られない   ことだ。「企業が手掛ける事業で   あればすんなりできることでも、   寺では何もかも初めて。考え方や   ノウハウが組織にビルトインされ   ていないのです」プロジェクトを   進める中でよく投げかけられたの   が「それは、本当にお寺に必要な   のか?」という問い。お金をかけ   て新しいことをして、それが伝道   布教につながるのか。心配するの   は当然かもしれない。   (次回に続く)

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   意見の提出がきっかけで

  「もともと宗教には興味があり、  イベントなどに参加していました  。ロンドン駐在中も、月1〜2 回  はミサに通っていたんです。宗教  は『人生、いかに生きるべきか』  という問いに対する答えや安心感  を与えてくれるものだと考えてい  ます」コンサルタントに転じてか  らは、仕事をしながら中央仏教学  院の通信教育で仏教を学んだ。そ  の後、僧侶になるための出家の儀  式「得度(とくど)」を受け、僧  侶としての活動を始めた。ビジネ  スをしながら知人の寺で働くうち  に、そのユニークな経歴が注目さ  れるように。組織改革を目指して  いた浄土真宗本願寺派京都市)  から意見を聞かれることが増え、  寺を取り巻く環境の変化に対する  危機感を訴えるようになった。「  意見しすぎたようです(笑)。『  そんなに言うならやってくれ』と  言われ、築地本願寺でプロジェク  トを立ち上げることになりました  」。それが3 年前。のちに「寺と  」プロジェクトへと発展するプロ  ジェクトを立ち上げることになっ  たのだ。目標は「首都圏で伝道・  布教を進める」\xA4

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ビジネスの世界から   仏教の道へ

  危機感を持って取り組みを始めた 安永さんだが、プロジェクトを率 いるようになるまでには曲折があ った。キャリアのスタートは銀行 員。メガバンクに勤務し、大阪や ロンドンなどに赴任した。ロンド ンでは現地の地場企業を相手にし た営業活動を担当し、新規顧客獲 得で成果を挙げた。銀行で22年間 働いた後、46歳で退職。外資系コ ンサルティング会社でヘッドハン ティング業務の経験を積み、独立 した。その後、別のコンサル会社 に入社し、現在はその会社の経営 を担っている。ビジネスマンとし てのキャリアを積み重ねてきた安 永さん。「いったいどこで寺が出 てくるの?」と思ったかもしれな い。実は、宗教との関わりはずっ と持ち続けていた。 (次回に続く)

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