ビックリしたなァ、入試で男女差別とは! - 徳島に住むカメさんのつぶやき

 東京医科大学といえば、文科省の現職局長の息子を裏口入学?させた大学である。

その大学で、今度は入学試験における男女差別問題が明るみに出た。

 捜査の段階で明らかになってきたようであるが、これってもしかして、不正入試

問題が無かったら毎年続いていたかと思うと、ゾッとする。

 昔から「私立医科大学は、1億円も寄付したら行ける」なんて、無責任な噂話は

聞いたこともあるが、そのうえ密かに男女差別まであったとは・・・・

 今さら憲法の“男女平等”を持ち出すまでもなく、これは本当にアウトでしょう。

百歩譲って、「本学は男性医師を優先的に養成したいので、女生徒は受験を控えて

下さい。受験されても、一定の枠内に制限する場合があります」とか(これだって、

オカシイが)、事前告知があったのならまだ分らぬでもない。

 だが今回の場合、学生募集要項には何の記述も無かったようだ。

そうなると、これは男女平等に反するばかりか、「受験料の詐取」にもなるのでは

なかろうか。

 大学の関係者から「女性は医師資格を取っても、適齢期になったら子供を産んで

休んだり、結婚などで辞めてしまうことが多いから」なんて話も出ているが、それ

こそ本末転倒。

 急ぐべきは、女性医師の働きやすい“職場環境”の整備そのものではなかろうか。

 それにしても、私立医科大学と言えども文科省の管轄下にある筈である。

一体全体、文科省はどのような指導監督を行ってきたのか。

 文科大臣が、何やらブツブツ言ってるだけでは、どうにもなるまい。

役人の“劣化”が叫ばれる中、せめて国民の負託を受けた政治家・大臣さんには

頑張って貰わないと国民が困る。

 この猛暑の最中に、よくぞまあ、次から次へと事件・事故が起こるものである。

これが、我が日本国衰退の兆しでないことを祈るばかりである。